2. 馬の蹄や脚を管理する「装蹄師」による手入れ
話題となったピカピカの蹄の写真を投稿したのは、装蹄師のおたけさん(@soutei_jp)。
装蹄師(そうていし)とは馬の蹄や脚を管理する専門技術者のことで、馬の蹄に蹄鉄と呼ばれる道具を装着して調整することで、馬の脚への負担を軽減して病気やケガを防ぎます。装蹄師は、馬が健康で最大限のパフォーマンスを発揮するのに欠かせない存在なのです。
そんな装蹄師のおたけさんにあのピカピカの蹄にするまでにかかった時間を聞いてみると、「基本的な装蹄作業に、プラスして1つの蹄で2分ほどで写真のような状態にできます」とのこと。蹄用のやすりで6段階ほど分けて磨き、最後に薄く蹄油を塗るのだそうです。
続けて、「馬の健康状態や馬体や蹄のバランスが良く適切な装蹄を行うことで、このような光沢のある蹄の状態になると考えています」と話してくれた@soutei_jpさん。
蹄鉄師という仕事を志した経緯についても伺うと、「幼少期に、馬と触れ合う機会があり家族からはその時にすごく喜んでいたと聞いており小学4年生から高校まで乗馬や馬術を経験して将来は馬に関わる職につきたいと考えており高校の進路選択のタイミングで、今ほどではないですが装蹄の可能性や魅力を感じて選択して今に至ります」と話してくれました。
おたけさんのXアカウントやYouTubeでは、蹄鉄の方法や蹄鉄師の仕事についてなど、興味深い投稿がされています。
蹄も磨けば輝きます pic.twitter.com/op2jW5SgRo
— 馬の靴屋さん おたけ (@soutei_jp) April 22, 2025
3. 2024年のJRAの売得金は3兆3135億円
美しい馬の蹄が話題となったことに関連し、ここからはJRAの売得金を紹介します。
JRAの売得金とは、馬券の発売金から返還金を引いたもの。JRAが公表している「売得金額・総参加人員」によると、2024年のJRAの開催場入場人員は513万5167人で、売得金は3兆3135億円でした。
いかがだったでしょうか。今回は、Xで話題になっているピカピカに磨かれた馬の蹄について紹介しました。
参考資料
小野田 裕太