「一度咲いたバラの鉢植えを、もう一度華やかに咲かせたい」そんな願いを叶えるためには、開花後の適切なケアが欠かせません。ちょっとしたお手入れが、少し遅れて咲く二番花の数や美しさを左右します。
今回はプランターでバラ栽培を始めようと思っている方に向けて、二番花をたくさん咲かせるための開花後の管理方法を紹介します。
鉢植え栽培向きの品種も4つ、参考価格とともにお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. この記事で紹介する「鉢植えのバラで二番花をたくさん咲かせるための管理」
- 二番花をたくさん咲かせるための開花後の管理
- 鉢植えにオススメ!バラの品種4選
2. 二番花をたくさん咲かせるための開花後の管理
2.1 花がら摘みと切り戻し
一番花が咲き終わったら、できるだけ早く花がらを摘みましょう。咲き終わった花をそのままにしておくと、株がエネルギーを消耗し、次の花が咲きにくくなります。
枝の切り戻しは見た目を整えるだけでなく、株の健康維持や次の開花を促す大切な作業。花が咲いていた枝の半分程度を目安に、5枚葉の付け根の5~6mm上でカットすると新芽が出やすくなります。
2.2 シュートの摘心
シュートとは勢いよく伸びる新しい枝で、二番花の花芽をつける大切な部分です。シュートの先端を摘心してやると、脇芽が発達しやすくなり花数が増えます。
シュートをそのまま放置しておくと、花を咲かせるための栄養を吸収しながら、1本だけ長く伸びすぎるので気をつけましょう。
2.3 追肥で栄養を補う
一番花の開花で株はたくさんのエネルギーを使っています。鉢植えの場合はとくに肥料切れを起こしやすいので、次の花を咲かせるために追肥で栄養を補給しましょう。
肥料はリン酸を多く含む肥料を使うと、花つきがよくなります。切り戻し後1週間以内に、バラ専用の固形肥料または液体肥料を与えるとよいでしょう。
2.4 水やりの管理
水切れは二番花の生育に大きな影響を与えます。気温が高くなると、土の量が限られている鉢植えは、地植えより乾きやすいのが特徴。
朝のうちにたっぷりと水を与え、土の表面が乾いたらまたしっかりと水やりしましょう。とくに剪定後に出てくる新芽は水分を必要とするので、水切れには気をつけましょう。
2.5 病害虫のチェックと予防
開花後のバラは疲れやすく、病害虫に狙われやすくなります。とくに新芽が出始める時期はアブラムシやバラゾウムシがつきやすく、せっかく出てきた花芽が被害に合うことも。
また高温多湿になると黒星病やうどんこ病も発生しやすくなります。定期的に葉の裏までチェックし、異常があれば早めに対処を。予防的に殺菌・殺虫剤を散布するのも効果的です。
3. 鉢植えにオススメ!バラの品種4選
3.1 ブラスバンド
鮮やかなオレンジ色に淡い黄色が重なった花色が鮮やかなブラスバンド。花弁の縁にわずかにウェーブが入る中輪の花が房咲きになり、まるで楽団が演奏するように華やかです。
春の一番花は濃いオレンジ色、二番花以降は淡いアプリコットオレンジへと色合いが変化し、季節ごとに異なる美しさを楽しめます。
※参考価格:2500円~4000円前後(大苗)
3.2 フリージア
フリージアは鮮やかなレモンイエローの花色と強い芳香が特徴。光を浴びるとさらに明るく輝き、庭を華やかに演出してくれます。
中輪の花が房咲きになり、花弁はやや厚みがあって雨にも強く、花持ちがよいことが魅力。四季咲き性で春~秋まで繰り返し開花し、耐病性に優れているので初心者でも安心です。
※参考価格:2000円~3500円前後(大苗)
3.3 イレーネ・オブ・デンマーク
デンマーク王室にちなんで名付けられた、優雅な花姿のイレーネ・オブ・デンマーク。房咲き白バラで、花の中心はほんのりと淡いクリーム色を帯びています。
香りは控えめながらも上品で、枝が細く花はうつむきがちに開花。樹形はコンパクトでまとまりがよく、鉢植えや小さなスペースにも向いています。
※参考価格:2000円~4000円前後(大苗)
3.4 インターナショナル・ヘラルド・トリビューン
インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、英字新聞である『インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ』の旧名が由来。紫を帯びたピンクの花弁に黄色のおしべがよく映えます。
フリルのような柔らかな花弁がアンティークな雰囲気。日当たりと風通しのよい環境であれば繰り返し花を咲かせ、春から秋まで長期間庭を彩ってくれます。
※参考価格:2000円~4000円前後(大苗)
4. 二番花でバラの魅力をさらに楽しもう
咲き終わったあとも、バラの魅力は続きます。二番花をたくさん咲かせるには、ちょっとしたコツと心配りがポイント。
開花後のひと手間で二番花の開花数がぐんと増え、長くバラを楽しめるようになります。次の季節にまた咲き誇る花を思い浮かべながら、日々の手入れを楽しんでみてはいかがでしょうか。





