ソニーは急騰したものの…日経平均株価は大幅続伸!

【東京株式市場】 2018年10月31日

株式市場の振り返り-日経平均株価は大幅続伸、リスクオンモード加速で高値引け

2018年10月31日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,920円(+463円、+2.2%) 大幅続伸
  • TOPIX 1,646.1(+34.6、+2.2%) 大幅続伸
  • 東証マザーズ総合指数 907.5(+37.4、+4.3%) 大幅続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,654、値下がり銘柄数:419、変わらず:38
  • 値上がり業種数:30、値下がり業種数:3
  • 年初来高値更新銘柄数:9、年初来安値更新銘柄数:52

東証1部の出来高は18億1,191万株、売買代金は3兆4,851億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。米国株の大幅反発を好感してリスクオンモードが一気に高まり、活況な商いとなりました。

前日はTOPIXのリバランスに伴う一過性の売買があったことを勘案すると、減ったとはいえ、売買代金の約3兆5,000億円は相当に高い水準と言えましょう。

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そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移し、上値を試す展開が続きました。寄り付きからほぼ一本調子で上昇し続け、終わってみれば久しぶりの高値引けとなっています。しかし、前日と合わせた2日間で約+770円上昇しましたが、それでもまだ22,000円台を回復していないところに、今回の株価暴落の大きさを見ることができます。

なお、TOPIXも同じような値動きで大幅続伸となりました。

東証マザーズ総合指数は大幅続伸、売買代金は14日連続の1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は6,060万株、売買代金は842億円となり、いずれも前日より減少しました。大型株市場の活況な商いとは対照的に、新興市場は連日で盛り上がりに欠けた商いとなりました。売買代金は14日連続で1,000億円を下回っています。

ただ、下値を拾う動きが一段と活発になり、総合指数は大幅続伸となりました。終値でも900ポイントを回復しましたが、今後は個人投資家の物色意欲の回復が大きなカギになりそうです。

アドバンテストがストップ高に迫る大爆騰、下方修正のJFEホールディングスは急落

個別銘柄では、ファナック(6954)、ソフトバンクグループ(9984)、京セラ(6971)、TDK(6762)、リクルートホールディングス(6098)、資生堂(4911)など主力大型株が軒並み+5%超高の急騰となりました。

また、前日の決算で業績予想を上方修正したホンダ(7267)も+6%超高の高値引けとなり、同じく上昇修正を発表したアドバンテスト(6857)は一時+19%超高の大爆騰となり、ストップ高まであと一歩に迫っています。

その他では、従来の過去最高益更新をさらに上方修正したソニー(6758)も一時+7%高の急騰となりましたが、その後は伸び悩んで終値は+5%弱高とやや物足りない結果となりました。

一方、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)が大きく値を下げ、ファーストリテイリング(9983)も小幅安で終わりました。

また、前日に業績下方修正と高炉1基の操業一時休止を発表したJFEホールディングス(5411)が一時▲10%安に迫る暴落となり、神戸製鋼所(5406)も急落しています。

その他では、前日に決算発表を行った任天堂(7974)が一時▲5%安に迫る急落となったのが目を引きました。

新興市場では、そーせいグループ(4565)が小幅続伸となり、サンバイオ(4592)は+10%高に迫る急騰となりました。また、時価総額が最大のメルカリ(4385)も続伸となりましたが、依然として公開価格(3,000円)を割り込んだままとなっています。

一方、全面高に近い中で、串カツ田中ホールディングス(3547)が下落したのが注目を集めました。

葛西 裕一

ニュースレター

国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。