2. 【シニアひとり世帯】国民年金・厚生年金は月額いくら?

老後の生活を考えるうえで、収入の柱となりうる年金受給額の確認は欠かせません。厚生労働省が発表した年金額の例をもとにシニアの年金月額がどのくらいかを見てみましょう。

2.1 2025年度の国民年金・厚生年金の受給額

2025年度の年金額は国民年金も厚生年金も1.9%増額しました。

厚生年金のモデルケースは、共働き世帯や片働き世帯が増加しているため、収入区分をより細かくして提示しています。

単身世帯の「厚生年金」のモデルケースは次のとおり。

  • 現役期の報酬54万9000円(男性の平均的な収入を1.25倍):年金額18万6104円
  • 現役期の報酬43万9000円 (男性の平均的な収入):年金額16万2483円
  • 現役期の報酬32万9000円(男性の平均的な収入を0.75倍):13万8862円
  • 現役期の報酬37万4000円(女性の平均的な収入を1.25倍):14万8617円
  • 現役期の報酬30万円(女性の平均的な収入)13万2494円
  • 現役期の報酬22万5000円(女性の平均的な収入を0.75倍)11万6370円
  • 現役期の報酬14万2000円(短時間労働者(男女計)の平均的な収入):9万8484円

現役時代の働き方によって、老後の年金額が大きく異なることがわかります。