【6月は年金支給】2025年度の厚生年金・国民年金「平均受給額」はいくら増えた？60〜89歳の1歳刻み一覧表つき最新データでわかる今の年金事情。年金生活の不安や疑問も《よくある質問》でまるっと解消！

2. 【60代の年金】厚生年金・国民年金の平均受給額は？最新データを一覧表でチェック

厚生労働省が発表した「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、ここからは年齢別の平均年金月額を見ていきます。

まずは、まだ現役で働いている方も多いと考えられる、60歳代の受給額から確認していきましょう。

なお、記載する厚生年金の金額には、すべて国民年金部分（基礎年金）が含まれていることにご注意ください。

60歳代の厚生年金額

60歳代の国民年金額

厚生年金と国民年金の受給額は、64歳までは比較的低い水準にとどまっています。

これは、65歳未満の厚生年金受給者（第1号被保険者）が、老齢厚生年金の定額部分支給開始年齢の引き上げにより、主に報酬比例部分のみの支給となっているためです。

さらに、繰上げ受給を選択する人もいるため、64歳までは年金受給額が低めに推移するのが一般的です。