公的年金とその他の所得の合計が一定基準以下の年金受給者に対し、「年金生活者支援給付金」が支給されます。低所得の年金生活者の生活支援を目的としており、公的年金に上乗せして支給されるものです。

しかし、受給するには給付金請求書を提出する必要があり、申請しなければもらえません。

本記事では、年金生活者支援給付金の支給対象者や金額、申請方法などを解説していきます。

1. 年金生活者支援給付金制度とは

年金生活者支援給付金とは、公的年金の収入とその他所得の合計額が一定基準額以下の場合、公的年金に上乗せされる給付金のことです。

受給している基礎年金によって、支給される年金生活者支援給付金の種類が異なります。

年金生活者支援給付金は3種類

年金生活者支援給付金は3種類

出所:厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」をもとに筆者作成

なお、年金生活者支援給付金が支給されるかどうかは、世帯ごとではなく受給者ごとに判断されるため、夫婦ともに要件を満たす場合は、2人とも受給できます。

1.1 4月分から2.7%の引上げに

年金生活者支援給付金は、2025年4月分から、昨年度より2.7%の増額になります。具体的な金額は以下の通りです。

年金生活者支援給付金の給付基準額

年金生活者支援給付金の給付基準額

出所:厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」をもとに筆者作成

「老齢年金生活者支援給付金」は月額5450円、「障害年金生活者支援給付金」は1級が6813円、2級が5450円、「遺族年金生活者支援給付金」は5450円が受給額となります。

ただし、これらはあくまで基準額であり、保険料納付済期間などに応じて計算されます。