6. 年金見込額は「ねんきんネット」などで確認を!
ここまで紹介してきた金額は、あくまでも今のシニアの平均受給額です。
時代や現役当時の働き方などで大きく変わるので、自分の年金見込み額は「ねんきんネット」等で必ず確認しましょう。
6.1 「ねんきんネット」とはどのようなもの?
→A 年金記録の確認、年金見込額の試算、通知書の閲覧等、年金情報を確認できるサービスです!
「ねんきんネット」では、年金に関する各種手続きも行えます。24時間いつでもどこでも、スマートフォンやパソコンから利用できます。
利用するには、基礎年金番号を持っている必要があります。
登録方法は下記の2種類です。
- マイナポータルとの連携
- ユーザIDの取得
詳しくは、日本年金機構のホームページをご覧ください。
7. まとめにかえて
今回は、現在のシニア世代の年代別の平均年金額などを確認していきました。
年金額の増額は喜ぶべきことですが、物価や光熱費などの上昇を考えると、この増額では十分とはいえないでしょう。また日本は少子高齢化が進んでいるので、将来の年金制度が今と同じ内容のまま維持される保障もありません。
そのため、早めに老後資金を自助努力で準備しておくほうが安心でしょう。
資産形成には様々な手段がありますが、自身に合った方法を選択していくことが重要です。この機会に、今からできる老後の準備について検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
菅原 美優