2. 一時3万8000円を回復するが25日線に上値を押さえられる

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。現状は主要な移動平均線を割り込み、調整局面になっていました。3月11日には一時、3万6000円を割り込み、3万5987円まで下落しましたが、その後反発すると、19日には一時、3万8128円まで上昇しましました。そのまま上昇することが期待されましたが、20日の秋分の日の休日をはさんだ21日には再度下落し、25日線付近で上値を押さえられると、3万8000円も割ってしまいました。

今後の展開はどうなるでしょうか。昨年の9月下旬から、下は3万7000円台後半~上は4万円の間でチャネルのような動きになっていました。3月上旬にはこのチャネルを下放れてしまいましたが、先週、再び、チャネルの下限付近まで戻ってきました。このままチャネルの中に入っていけば、再度、チャネルの上限まで狙えます。まずは今週、チャネルの下限付近で心理的節目となる3万8000円を回復できるかどうかがポイントになります。

チャネルの下限付近で心理的節目となる3万8000円を回復できるかどうかがポイントになります。

日経平均株価

Keisuke_N/shutterstock.com

 

参考資料

下原 一晃