シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン「吉野家」で知られる「吉野家ホールディングス」の2018年9月に関する月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうであったか
2018年9月の「吉野家」の既存店売上高は対前年同月比104.7%と大きくプラス成長となりました。
また、その内訳として、客数は同103.0%、客単価は同101.6%となった。いずれもプラス成長なり、既存店売上高の成長に貢献する要因となりました。
今期の既存店動向の振り返り
2019年2月期の各月の既存店売上高動向も振り返っておきましょう。
- 2018年3月:103.3%
- 2018年4月:107.0%
- 2018年5月:102.1%
- 2018年6月:106.3%
- 2018年7月:103.3%
- 2018年8月:102.1%
- 2018年9月:104.7%
20919年2月期はここまで各月の既存店売上高はプラス成長となり、堅調に推移します。また、その背景となっているのはここまで毎月100%を超えている客数です。
過去1年の株価動向はどうか
最後に、同社の過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
過去1年の株価は大きく上昇する局面、また大きく下落する局面いずれもありましたが、1年前の株価水準と比較する横ばいから、やや下落した状況です。
ここまで見てきたように既存店売上高は好調ですが、今後は資材の調達費や人件費などの費用面での管理に注目が集まりそうです。
参考データ
青山 諭志