1. 会社員の平均月給はいくらになった?企業規模・性別・年齢階級別で見る

厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」から、企業規模・性別・年齢階級別の平均月給を見てみましょう。

※概況に用いられている「賃金」は、調査実施年6月分の所定内給与額の平均を指す。「所定内給与額」とは、労働契約等であらかじめ定められている支給条件、算定方法により6月分として支給された現金給与額(きまって支給する現金給与額)のうち、超過労働給与額(①時間外勤務手当、②深夜勤務手当、③休日出勤手当、④宿日直手当、⑤交替手当として支給される給与をいう。)を差し引いた額で、所得税等を控除する前の額。

大企業の男性は年齢を重ねるごとに月給が上昇し、55~59歳で51万4100円に達します。

一方、女性の月給はおおむね横ばいとなっており、基本的に25~30万円前後にとどまる結果となりました。

企業規模・性別ごとの、全年齢の平均月給は以下のとおりです。

企業規模、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び企業規模間賃金格差

企業規模、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び企業規模間賃金格差

出所:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」

1.1 <大企業の平均月給>

  • 男性:40万3400円
  • 女性:29万6600円

1.2 <中企業の平均月給>

  • 男性:35万5600円
  • 女性:27万1300円

1.3 <小企業の平均月給>

  • 男性:32万4500円
  • 女性:25万5500円

物価高騰が続く日本では、安定した収入のある現役世代のうちから、老後に向けた備えを意識しておく必要があります。

次章では、現代シニアのリアルなお金事情について解説していきます。