2. 「楽しみながら登園してくれるのでは」という思いから作成
気になる人も多いであろう、改札を作った経緯について聞いてみると、「昨年息子が雑誌についていたすごくリアルなICカードのおもちゃで遊んでいたことを思いだし、『息子用に改札機ごとリアルにつくったらもっと楽しくなるのでは?』と考えたことがきっかけです」と説明します。
続けて「また、3歳の息子は『保育園に行きたくない!』とぐずる日もあり、改札を玄関に置けば少しでも楽しみながら登園してくれるのではないかと思い制作いたしました」と、楽しんで登園してほしい思いがあったことも語ってくれました。
息子さんが初めて段ボールの改札を見た時は、驚いていたそうです。
「製作していることは内緒にしていたので、パパが借りていたICカードの付録のおもちゃも含めて、『なにこれすごい!』といった感じで、最初はしばらく遊んでいました」と振り返ったダンボールビーダマンさん。
切符を出し入れできる仕様も気に入ってくれたそうで「ICカードも面白いですが、息子は切符を入れたり出したりするところも面白かったようです。大人も手伝って、全手動改札機として、切符を入れたらでてくるようにもして、楽しく遊びました」と話してくれました。
3. 完成度の高い「ダンボール改札」は2週間程度で作り上げた
ダンボールビーダマンさんによると、改札機の製作期間は約2週間だそう。
「自分の中でまだ7割ほどの完成具合でしたが、製作していたものを見つかってしまったため、予定よりも早く玄関に置いてみました」と明かしてくれました。
制作にあたって、本物の改札機に近づけるためにたくさんの工夫を凝らしたそう。
こだわった点をうかがうと「改札はなるべく見た目をリアルにしたかったので、インターネットや雑誌に記載の写真を何度も見ながら、色やマーク等を工夫し、本物の改札機に近づけたことです。銀紙が足りなくなって何度も買いに行きました」と振り返ります。
実用性も意識したそうで、「切符を自動で排出する仕組みは難しかったので、お出かけ時にティッシュをすっとだせるようにしたり、下部のスペースを息子専用に靴箱にして、実用性も加えたことです」とも話してくれました。
ダンボールの改札を新設してから、小鉄の息子が速攻準備して保育園行けるようになって嬉しい✨ pic.twitter.com/LXNWjrA8Gx
— ダンボールビーダマン🎨工作・発明 (@dandanb_dama) March 9, 2025
4. 日本における「子どもの学習費」を紹介
保育園児が喜んだ手作りの改札機が話題となった事に関連し、ここからは園児の1年あたりの学習費を紹介します。
文部科学省が公表している「子供の学習費調査/令和3年度(最新)」によると、保護者が支出した1年間・子供一人当たりの学習費総額は、公立幼稚園が16万5126円で、私立幼稚園が30万8909円となっています。
前回調査(平成30年度)では公立幼稚園が22万3647円、私立幼稚園が52万7916円であり、今回調査と比較すると1年間の園児の学習費は減少していることがわかります。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「段ボールで作った改札」を紹介しました。
投稿主の「@dandanb_dama」さんは、今回ご紹介した写真のほかにもXで、段ボール工作やアイデア工作に関するポストを投稿されています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
参考資料
小野田 裕太