厚生労働省が2025年3月10日に公表した1月の毎月勤労統計調査によると、消費者物価指数の上昇に、給与が追い付いていないことがわかりました。
一般労働者の所定内給与は前年同月比と比較して、3.1%の増加がみられましたが、消費者物価指数の前年同月比比較においては、4.7%の上昇となり、1.8%の差が開きました。
このように、収入に対して物価の上昇幅が大きく、日々のやりくりに難しさを感じる人も増えています。ですが、一方で日本においては富裕層が増えているようです。
なぜ富裕層は増え続けているのでしょうか?
そこで今回は、富裕層の生活習慣や、2025年2月13日に公表された株式会社野村総合研究所による調査結果をもとに、日本で「富裕層が増えた」状況についても詳しく解説します。
1. 証券会社の元富裕層担当社員から聞いた、富裕層たちの資産運用のコツ3選
ここからは、証券会社の元富裕層担当社員であった筆者の経験をもとに「お金持ちの3つの特徴」をまとめてみます。
1.1 【富裕層の生活習慣】その1:消費と浪費を切り分け、浪費を極力減らす
富裕層の生活というと、お金の使い方が派手で、豪華なイメージがあるかもしれません。
ですが、富裕層は消費と浪費を切り分け、特に浪費は極力減らすように心がけています。合理的に物事を考えるので、自分自身に必要なことだけにお金を使っているようです。
また、外食の頻度も多くなく、決まったお店に行くため、予期せぬ出費にはつながらないと話していました。
お金の使い方について、徹底的に考え抜いているような印象にありました。