ここ数年、資産運用を取り入れる方が増えています。
金融庁が2024年12月20日に公表したNISA口座の利用状況に関する調査によると、2024年9月末時点でNISA口座数は2500万口座を上回っています。
NISA口座は1人1口座が原則であることから、日本人の5人に1人はNISA口座を保有していると言えます。
そこで今回は、証券会社で元富裕層担当社員から聞いた「お金持ちの資産運用のコツ」についてまとめていきます。
また、2025年2月13日に公表された株式会社野村総合研究所による調査結果をもとに、日本で「富裕層が増えた」状況についても詳しく解説します。
1. 証券会社の元富裕層担当社員から聞いた、富裕層たちの資産運用のコツ3選
ここからは、証券会社の元富裕層担当社員であった筆者の経験をもとに「お金持ちの3つの特徴」をまとめてみます。
1.1 【富裕層たちの資産運用】その1:未来の価値を見抜く目を持つ
富裕層は、単に「今、儲かるか」ではなく、「10年後、20年後に価値を生み出すか」を見極めて投資をしています。彼らが注目するのは、国や企業の将来性、そして経済の流れです。
例えば、個別銘柄への投資でも、目先の業績だけでなく、その企業がどのようなビジョンを持ち、どんなイノベーションを生み出すのかを重要視しています。
富裕層にとっての資産運用とは、未来を想像し、長期的な成長を信じられる対象に投資することといえるかもしれません。