4.3 ③厚生年金期間中心の女性のケース
年金月額:13万2117円
- 平均厚生年金期間:33.4年
- 平均収入:35万6000円
- 基礎年金:7万566円
- 厚生年金:6万1551円
4.4 ④国民年金(第1号被保険者)期間中心の女性のケース
年金月額:6万636円
- 平均厚生年金期間:6.5年
- 平均収入:25万1000円
- 基礎年金:5万2151円
- 厚生年金:8485 円
4.5 ⑤国民年金(第3号被保険者)期間中心の女性のケース
年金月額:7万6810円
- 平均厚生年金期間:6.7年
- 平均収入:26万3000円
- 基礎年金:6万7754円
- 厚生年金:9056円
自分の年金見込額を知りたい場合は、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を活用してみましょう。これらを確認することで、将来の年金額の見通しを立てやすくなります。
老後の生活費が年金と貯蓄で十分に賄えるかどうかは、それぞれの家計状況によります。
まずは自分の将来の生活費の目安を知り、必要に応じて貯蓄や資産運用の計画を立てていくことが大切です。
5. まとめにかえて
今回は、現代シニアの平均的な年金受給額を確認し、60歳代・二人以上世帯で「貯蓄3000万円」を達成している世帯やシニア世帯の1ヵ月の生活費ついて解説しました。
物価上昇が続く中で、年金だけでは不安を感じる方も多いかもしれません。そんな中、将来の生活を支える手段の一つとして「資産運用」を取り入れることも選択肢となります。
ただし、資産運用にはリスクが伴うため、無理のない範囲で取り組むことが大切です。自分に合った運用方法を選びながら、長期的な視点での資産形成を考えてみましょう。
参考資料
- J-FREC 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「生活保護の被保護者調査(令和6年11月分概数)の結果を公表します」
中本 智恵