2. 助成金・補助金・給付金を使うメリット・デメリット

助成金や補助金、給付金を活用するメリットは、返還なく支出に充てられることです。

各種事業の要綱などで返還に関する定めがない限り、助成金、補助金、給付金は返還しなくてもよいこととなっています。そのため、融資のように利子をつけて返済する必要がありません。

また、手続きで費用がかかるケースも少なく、実質無料でお金を受け取れます。手間を惜しまずに手続きすることで、支出を抑えながら生活ができます。

デメリットとしては、支給を受けるためには手続きが必要な点が挙げられます。手続き自体は簡単に済むものが多いですが、用意する書類が多かったり、要件をよく理解できなかったりする場合もあるでしょう。

事前に自治体で対象となるのか、何を用意すればよいのか問い合わせておくと、スムーズに支給手続きを進められます。

また、助成金や補助金、給付金は自治体独自の取り組みのため、住む場所が変われば今まで受け取れていたお金を受け取れなくなる可能性があります。

引っ越しや転勤が多い人は、新たに住む自治体の助成制度などをよく確かめておくとよいでしょう。

3. 自治体の行政サービスを有効活用しよう

助成金や補助金、給付金は自治体の行政サービスのひとつです。自治体独自に取り組んでいるものであるため、住民が広く使えるような取り決めになっています。

給付の手続きを手間に感じる人もいるかもしれませんが、実質無償でいくらかのお金を受け取れるのはメリットです。条件が合致するものがあれば、ぜひ有効活用しましょう。

参考資料

石上 ユウキ