2. 老後資金は年金だけで足りないから
老後は年金がもらえるから、自分で資金を用意する必要はないと思う人もいるかもしれません。
ただし、年金だけで老後生活を送るのは一般的に難しいです。
厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします 」によると、平均年収約546万円で40年間勤務した夫(妻)と会社員経験のない専業主婦(夫)のモデル夫婦世帯がもらえる年金は、月額23万2784円となります。
ただし、総務省統計局「家計調査報告書(家計収支編)」によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の平均支出は月額28万2497円です。
そのため、年金だけでは月5万円以上の赤字となります。
もちろん世帯によって収入と支出は異なりますが、一般的にゆとりのある老後生活を送るには、年金のみに頼らずに新NISAで老後資金を用意する必要があるといえるでしょう。
3. 新NISAは月100円から始められるから
投資というと、まとまった資金が必要と思う人もいるかもしれません。
ただし、新NISAは月100円から始められます。そのため、大金を用意する必要はありません。
まずは少額から始めて、慣れてきたり成果を感じたりしてから、投資額を増やせばいいでしょう。
月100円であれば、反対する人も少ないのではないでしょうか。少額から始めて実際にどのように資産額が動くのかをパートナーに説明し、これであればもう少し積立金額を増やしてみようという話し合いになるかもしれません。
4. お金の問題について家族で話し合おう
お金の問題は、家族で共有して話し合う必要があります。
面倒だったり目を背けたい人もいるかもしれませんが、ゆとりのある生活を送るにはお金の問題に向き合うことが重要です。
ぜひ、家族で話し合いの時間をもうけて、将来の生活のために新NISAで資産形成を始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
苛原 寛