今の仕事・収入でいいのか〜30歳までにキャリアとお金の悩みを解消する4つのヒント

悩みが尽きないキャリアとお金の話。今の仕事のままでいいのか、今の収入でいいのか。老後のお金は? 親が急に倒れたら? 子どもができたら?......考え始めると本当にキリがありませんよね。そこで今回は、30歳までにキャリアとお金の悩みを解決するヒントをご紹介します。

「一生続けてもいいかな」と思える仕事を探す

通勤時間を含めると、1日の約半分の時間を費やす仕事。中には「起きている時間のほとんど」を職場で過ごすという人もいるのではないでしょうか。9時に始まって17時定時で帰れる会社であっても、8時間は会社で過ごすのですから、やっぱり快適に楽しくやれる仕事を見つけられるといいですよね。

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誰もが熱意をもって「この仕事が最高です!」と言える必要はないと思います。それでも、人とのつながりや時々やってくる「やりがい」、「この仕事していてよかったかも」と感じる瞬間などが次第に積み重なって、「この仕事、一生続けてもいいかもな」と思えることがとても大事です。

筆者も、仕事にはかなり悩みました。新卒で金融機関に入ったものの、理想と現実にはやはり大きなギャップがあってすぐに退職。それでも、派遣社員として全く異なる業種で働いた期間もありながら、再び金融機関へ。さらにそこで様々なことを学び、いろいろなことにトライさせてもらえて、今の職場に至りました。ここへきてやっと、「この仕事、一生やってもいいかも」と思えるようになっています。

今いる会社を辞めたとして、他の会社に移るチャンスもないわけではありませんが、転職するときには絶対に「次が最後」と思って、次の会社のことを詳しく調べたり自己PRを練ったり、できることはしっかりすることをおすすめします。付け焼き刃の動機で入れる会社に、あなたにフィットする会社はないと思ったほうがいいでしょう。

さらに、仕事を続けることは、お金の悩みにもダイレクトに効いてくることが多いものです。その一つは厚生年金。厚生年金に加入していれば、老後のお金の心配もやわらぎます。今、給料明細を見て、びっくりするくらい厚生年金保険料が差し引かれているかもしれませんが、将来の自分のための積立だと思ってください。

さらに、健康保険などの社会保険という面でも他より優遇されていることが多くあります。普段は意識しないだけで、実はサラリーマン・サラリーウーマンは恵まれているのです。それでも、やはり自分で会社をやりたいとか、フリーランスとして生きたいと思う人もいるでしょう。それならば、次のことを考えてほしいのです。

考えられるリスクを洗い出しておく

サラリーマン・サラリーウーマンにもやってほしいことですが、起業したいという人やフリーランスで生きていきたいという場合、特に慎重にやってほしいことが「リスクの洗い出し」です。これは30歳になるまでに1回どこかで必ずやってほしいことです。あなたの身の回りに潜んでいるリスクを自覚するということは、実は非常に大切なプロセスです。気が付かなければ備えることもできませんよね。

たとえば、自分の健康面。近親者にこういう病気の人が多いから自分もこの病気に罹患するかもしれないとか、タバコを吸っているから肺がんの危険性が高いかもしれないとか、そういうことでも構いません。

また、フリーランスや自営業の人は自分が健康を害して働けなくなったら即収入がなくなる可能性があるとか、老後のお金が貯められていないとか、健康面に問題がなくとも世界情勢が悪化したりリーマンショックのような大不況が再び訪れたりしたら仕事がなくなるかもしれないとか、そういうことも考えられますね。あとは、実家が古いから建て替えが必要かもしれないとか、家族に関することでも何でもいいのです。

とにかく、自分の人生を歩む中で考えられるリスクを洗い出し、それぞれに対策を立てておくことが大事です。一気にすべてのリスクに備えることはできないかもしれませんが、ある程度想定をしておくことで落ち着いて対処することもできます。30歳までにこうしたリスクへの備えを始めておくことが大事です。

収入源を分散する

そうしたリスクへの備えの一つとして、収入源を1本に絞らないということがあります。多くの人は今、会社からの給料だけで生活していると思います。しかし、それでは会社に依存した家計になってしまい、会社に何かがあったらあなたの家計は大打撃を受けますよね。仕方がないことと言えるかもしれませんが、そうなるかもしれないというリスクが見えているのにそのままにしておいていいのでしょうか。

大事なのは、収入源を少しでもふやしておくことです。副業をしてもいいでしょうし、投資をしてもいい。お金を得る方法に幅を持たせることが大事なのです。会社に頼らず、自分の力でお金を稼ぐというのは意外と大変なことです。しかし、そうしておかないといざというときに全くお金が入ってこないということもありえます。ぜひ一度、自分にできそうなことを考えてみてください。

学習の機会を得る

30歳までにやっておいてほしいことの一つとして、もう一度学習の機会を得ることがあります。資格試験や語学の勉強というのもありますが、「学生時代はなんだかんだ楽しかったよな、勉強ももう一回したいよ」と素直に思えるようになってから手を付ける勉強というのは、学生時代とはまた違う学びがあります。

できれば通信制の大学へ行ったり、種々の勉強会やセミナー、講演会に顔を出してみたりしてほしいのです。そういう場所でしか得られないものもありますし、自分のこれからの生き方を変える大きな出会いになることもあります。また、そういう場所で出会える人はその後のさまざまな人脈へとつながる可能性があります。

そうした人と出会い、自分で勉強したいと思えると自分の目指す先が見えてきますし、「自分にはやっぱりコレだ」というものも見えてくるはずです。

まとめ

いかがでしたか。お金とキャリアの問題って、本当に根が深いですよね。しかし、自分の中で整理しておく時間を取るのは大事です。いつまでも「忙しいから」と放っておくと、取り返しのつかないことになってしまいます。ぜひ時間を取って、自分の将来について考えてみてくださいね。

大塚 ちえ

参考記事

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執筆者
  • 大塚 ちえ
  • コラムニスト/ファイナンシャルプランナー

AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)資格保有。新卒から一貫して証券会社に勤務し、国内株やFX、CFD、先物・オプションなどデリバティブ商品の営業企画に従事。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、貯金・節約から投資までお金に関する悩みに向き合う。「くらしとお金の経済メディア LIMO」のほか、「Mocha」「DRESS」「CHANTO WEB」などに執筆。