4. Q4.運用を開始してからはどのような運用をしましたか?

iDeCoの特徴を運用にいかす

iDeCoの画像

出所:beeboys/shutterstock.com

ー 2018年頃から運用を開始されてからはどのような運用をしていましたか

私のケースでは、毎月の掛金は制限いっぱいの2万3000円です。

世界株式に投資ができるインデックスファンドとアクティブファンドの両方に大体半分ずつくらい投資をしています。

私は40代なのですが、自分の年齢を考えると、20年以上といった長期で資産ができていればいいと思うので、債券ファンドや債券が組み込まれているバランス型ファンドには興味はないですね。

個人的な意見でいえば、資産形成層は資産を分散しないで株式に集中して資産拡大を狙った方がいいかと思います。

5. Q5. iDeCoでの運用をどのように考えているのでしょうか?

ー iDeCoでの運用をどのようにとらえているか教えてください

iDeCoの制度上では、スイッチングに手数料がかかりません。

そのため、都度、投資信託を入れ替えたり、一時的に運用商品を売却して現金ポジション(元本確保型の定期)を増やしています。

5.1 スイッチングとは

確定拠出年金の資産運用において、運用商品の売買でこれまでに積み立てた資産残高を変更すること。一方、毎月の掛金で購入する運用商品の配分比率を変更することを「配分変更」といい、スイッチングと配分変更はそれぞれ別の手続き(指図)で行う必要がある。

ー 企業年金連合会「スイッチング(預替え)」より

ー 現金ポジションの確保にはこだわりがあるようですね

現金ポジションのコントロールは個人投資家の醍醐味と言えるでしょう。

ITバブル崩壊やリーマンショック後など、株式市場が暴落するときには約半分くらいにはなるので、相場の見方で現金比率を管理するようにしています。大きく下がれば、現金ポジションを使ってまた買えばいいですから。

iDeCoは資産内であれば自由に売買可能な点がメリットだと感じているので、機動的に対応しています。