2. 一時、3万9500円まで上昇するが上値が重い

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。昨年10月ごろから4万円越えにトライはするもののなかなか超えられない展開が続いています。今年に入って、1月24日に一時、4万0279円を付けましたが、その後は陰線が続き、2月3日には一時、3万8041円まで下げていました。ただし、その後は200日移動平均線付近で反発し、先週は一時、3万9500円を突破しました。ただし、週末にはまた3万1000円台まで調整しました。

今後の展開はどうなるでしょうか。先週の上昇で、25日線、75日線、200日線という主要な移動平均線を回復しました。ここで下値をサポートされるようであれば再度の4万円超えに期待がかかるところです。4万円付近で売り待ちをしている投資家も多いことから、しばらくはもみ合うことも考えられます。方向感が出しづらいため、4万円超えを確認してから出動しても遅くはないでしょう。

もみ合いながらも下値がじりじりと切りあがっています。若干の調整であればホールドし続けてもリスクは少ないでしょう。

もみ合いながらも下値がじりじりと切りあがっています。若干の調整であればホールドし続けてもリスクは少ないでしょう。

日経平均株価

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参考資料

下原 一晃