2025年、新たな年を迎えて「こんな年にしたいな」と目標を掲げた人もいらっしゃることでしょう。
なかには、物価高の影響などで、お金に関する目標を掲げた人もいるのではないでしょうか。
たとえば「お金を貯めたい」「投資でFIREしたい」など、家計の状況やライフスタイルなどによってお金に関する目標がそれぞれ異なると思います。
筆者はFP資格を保有するファイナンシャルアドバイザーとして、お客様から「お金」に関するさまざまなご相談を受けています。
新NISAが始まって1年が経過しましたが、「新NISAの特徴やメリットがよくわからない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、新NISAの制度内容や特徴などをわかりやすく解説していきます。
記事の後半では、「毎月5万円」の積立投資を15年間続けた場合のシミュレーション結果を、運用利回り別に見ていきます。
新NISAや資産運用に興味がある方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
1. 新NISA(少額投資非課税制度)とは?特徴をわかりやすく解説
そもそもNISA(ニーサ)とは、2014年に誕生した資産形成を後押しする少額投資非課税制度です。
1.1 新NISAとは何か?
2014年当初は単にNISAと呼ばれ、その後2018年につみたてNISAが登場することで、一般NISAとつみたてNISAとして併存することになりました。
ただ、それぞれが一本化され、2024年には「新NISA」として利用可能となっています。
では、NISAの最大のメリットは何なのでしょうか。
それは、運用で得た「売却による利益(譲渡益)」や「配当金」などが非課税になることです。
通常、利益や配当金には約20%の税金がかかりますが、NISA枠を利用すれば非課税になるため、利益をまるまる受け取ることができます。
ただし、NISAという制度を利用して投資できる金額や商品には制限があります。NISAの特徴を確認しておきましょう。