7. 備えあれば憂いなし
ここまで年金額などについて見てきました。
今のペースで少子高齢化が進むと、現役世代が老後を迎える頃には今の年金額の水準がそのまま続いているとは限らないでしょう。
将来への備えとして、自分である程度の資産をつくっていく「自助努力」がますます大事になってきます。
一般的に資産形成というとNISAやiDeCoを活用した資産運用をイメージされる方が多く、普段フィナンシャルプランナーとしてお金の相談を受けている筆者にも「NISAやiDeCoについて聞きたい」といった相談に来られる方は多数いらっしゃいます。
たしかにNISAやiDeCoは老後資金づくりには心強い選択肢です。でも、運用にはリスクもつきもの。始める前に自分に合っているのか、リスクはどのくらいまでなら許容できるか?をしっかり見極めることが大切です。
運用を始めてから「こんなはずじゃなかった…!」とならないように、まずはじっくり情報を集めて、しっかり判断していきましょう。