4. まとめにかえて
今回は、20~70代の平均の年収や、男女間の働き方の違いや年収格差について見てきました。
まず、現役社員の平均年収が500万円超になるのは、40歳~44歳代であることがわかりました。男女別で見てみると、男性は35~39歳、女性は平均年収が500万円超になることはありませんでした。
男性は安定して年収が増える傾向がある一方で、女性は結婚や子育てを機にキャリアが中断しやすく、その結果として年収に大きな差が生じる現状が浮き彫りになりました。
共働きが一般的となりつつありますが、家事や育児において女性に負担が偏る傾向がある現状では、女性活躍推進は難しいのではないでしょうか。
女性活躍推進については、政府でも議論がなされ、「女性版骨太の方針2024」として施策が講じられています。女性活躍推進企業の紹介などもおこなっているようなので、必要な方は参考にしてみると良いでしょう。
どちらにしても今回ご紹介した例は、企業規模は問わないものですので、参考程度として、今後のキャリア形成を検討するきっかけにしてください。