ファイナンシャルアドバイザーの筆者は、将来資金を計画的に形成するためのアドバイスを日々行っています。
中でも、多くの相談者が老後生活に対する不安を抱えています。
年金生活が始まった時に、理想の生活を実現することができるのかという悩みを持つ方は少なくないでしょう。
将来資金を貯めるための準備をしていく必要がありますが、具体的にどれぐらい貯めないといけないのかについても考えないといけません。
本記事では70歳代の貯蓄や年金について確認していきます。年金だけで生活できるのか、現役時代のうちに考えておきましょう。
1. 【70歳代】みんなの厚生年金・国民年金はいくら?
まずは70歳代の収入事情を知るべく、公的年金(厚生年金・国民年金)の平均的な受給額を見ていきましょう。
1.1 厚生年金の平均月額(70歳~79歳)
- 70歳:厚生年金14万4773円
- 71歳:厚生年金14万3521円
- 72歳:厚生年金14万2248円
- 73歳:厚生年金14万4251円
- 74歳:厚生年金14万7684円
- 75歳:厚生年金14万7455円
- 76歳:厚生年金14万7152円
- 77歳:厚生年金14万7070円
- 78歳:厚生年金14万9232円
- 79歳:厚生年金14万9883円
いずれも月額で14万円台となっています。
なお、こちらの金額には後述する国民年金も含まれています。