4. まとめにかえて

将来に向けた資産形成

将来に向けた資産形成

出所:takasu/shutterstock.com

今回は、全体や男女別の「平均年収」について詳しく見ていきました。

国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、平均年収の「全体平均」は460万円です。

男女別の平均年収を見てみると、男性は569万円、女性は316万円となっています。

女性の平均年収は、男性と比べ253万円も少ないことがわかりました。

昨今、共働き世帯が増加傾向にありますが、出産や育児を機に退職したりパートで働いたりする女性が多いことが要因となり、男女間の平均年収に格差が生じている可能性が考えられます。

物価上昇や社会保険料の負担など、家計への負担を不安視される方もいるでしょう。

家計全体の収入を上げるために、キャリアアップや副業に取り組むなどの方法があります。

働き方を変えることが難しい場合は、新NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)などの制度を活用した資産運用に取り組むのもよいでしょう。

まずは、ご自身やご家族の年収をもとに、今の生活や、老後資金を準備するうえで不足する金額を把握することからはじめてみてはいかがでしょうか。

参考資料

安達 さやか