マイナンバーカードと運転免許証の一体化が、2025年3月24日から開始されました。

またその前になる2024年12月、紙の健康保険証が廃止され、マイナ保険証への切り替えがはじまってから、しばらく時間が経っています。

これまで使ってきた保険証の有効期限は最長でも令和7年12月1日までとなっており、新規発行はすでに停止されています。

マイナ保険証に切り替えると、具体的にどのような変化があるのでしょうか?

今回は、マイナ保険証への切り替えによるメリットと、「後期高齢者医療制度」について詳しく見ていきます。

さらに、後期高齢者の保険料は都道府県ごとに異なるため、ご自身の住む地域ではどれくらいの負担額になるのかもチェックしてみましょう!

1. 「後期高齢者医療制度」紙の保険証の新規発行は終了へ

これまで後期高齢者医療制度の保険証は、毎年7月末で有効期限を迎え、8月1日から新しい保険証が発行されてきました(通常2年ごとの更新)。

しかし、今年(2024年)に発行された保険証の有効期限は「令和7(2025)年7月31日」となっています。これは、2024年12月2日から「マイナンバーカード」と健康保険証が一体化されることを考慮した対応です。

これにより、従来の「紙の保険証」の新規発行は終了。マイナンバーカードを健康保険証として利用することになります(※マイナ保険証以外の受診方法である「資格確認書」については後ほど触れます)。