1.2 「65歳以上・無職二人以上世帯」の保有資産の内訳を確認

「65歳以上・無職二人以上世帯」保有資産の内訳は

「65歳以上・無職二人以上世帯」保有資産の内訳は

出所:Jester-Flim/shutterstock.com

合計:2504万円

  • 有価証券:480万円
  • 生命保険など:413万円
  • 定期性預貯金:846万円
  • 通貨性預貯金:754万円
  • 金融機関外:11万円

有価証券の保有額は480万円となり、前年より80万円の増加しており、顕著な伸びが見られました。

一方で、定期預貯金の額は846万円で、前年から19万円減少していることがわかります。

さらに、新NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)などの「税制優遇制度」の認知度が高まりつつあることを考慮すると、今後は貯蓄から投資へのシフトが加速すると予想されます。

ここまで、65歳以上の無職世帯における資産額とその内訳を確認しましたが、次章では、65歳以上の「勤労世帯を含む」シニア世代全体の資産状況について詳しく見ていきます。