3. 【1歳刻み】60歳~90歳以上の「国民年金・厚生年金」の平均月額
厚生労働省年金局の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、60歳〜90歳以上の「国民年金」と「厚生年金」の平均月額は下記のとおりです。
厚生年金の場合、月に14万〜16万円程度の支給があり、支出を抑えれば年金のみで生活が可能な場合もあります。
一方、国民年金は月額約5万円程度の支給となるため、年金だけで生活するのは難しいと考えられます。
なお、国民年金と厚生年金の60歳〜64歳の平均月額が低い理由は、繰上げ受給を選択しているためです。
繰上げ受給を利用すると、年金が最大で24%減額されるため、受け取る金額が少なくなり、この減額は一生続くため、繰上げ受給を選ぶ際は十分に検討することが重要です。
将来の年金額に関して、詳しく確認したい場合は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を利用して現役時のうちに見込額をチェックしておきましょう。