4. まとめにかえて

FIREを実現するための「資産形成」

FIREを実現するための「資産形成」

出所:eamesBot/shutterstock.com

いかがでしたでしょうか。今回は、2025年にFIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指して「月30万円の不労所得」を作るにはどのような方法があるのか、4つご紹介しました。

総務省の調査によると、1世帯あたりの1カ月分の消費支出は「総世帯:24万7322円」「2人以上の世帯:29万3997円」となっています。

そのため、「月30万円の不労所得」があれば、仕事をしないと生活ができないという状況から、趣味やプライベートを優先できる生活へとシフトできることが期待できます。

今回ご紹介したのは、REITや利回りの高い債券、高配当株、不動産投資ですが、これらの資産運用は利益が期待できるだけでなく、価格変動リスクが伴うことを理解しておくことが大切です。

資産運用によりFIREを目指すには、値動きの異なる傾向にある投資先に、分散して運用するよう心がけましょう。

分散投資により、いずれかの投資先の価格が下がったとしても、他の投資先でカバーできるケースがあるからです。

また、生活費から資産運用のための資金を出すのではなく、余剰資金を用いることもポイントです。

2025年からFIREを目指したいと考えている方は、まずは家計の状況を見直して、余剰資金がいくらあるのか把握することからはじめてみてはいかがでしょうか。

参考資料

安達 さやか