総務省が2024年12月20日に公表した「2020年基準 消費者物価指数 全国2024年(令和6年)11月分」によると、消費者物価指数の総合指数が前年同月と比べ2.9%上昇していることがわかりました。
食費や日用品など、生活に必要なさまざまなものの値段が上がっていることに、日々の生活で実感されている方が多いのではないでしょうか。
現役時代は、働いて得た収入を、生活費や貯蓄にあてる方が大半だと思います。
しかし、年金を受給し始める年齢になると、「これまで貯めてきた貯蓄」や「受給する年金」をもとに生活する方の割合が多くなると考えらえます。
では、今のシニア世代は、どのくらい貯蓄があって、生活費はどれくらいかかっているのでしょうか。
今回は、総務省・日本年金機構・厚生労働省による調査データをもとに、65歳以上・無職夫婦世帯の平均「貯蓄額」「年金月額」「生活費」を見ていきます。
平均で毎月どれくらいの赤字が出ているのかも解説しますので、老後の生活を考える際に、ぜひお役立てください。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。