毎年、大晦日に食べるものといえば、「年越しそば」ですね。今年はどのような年越しそばにしようか考えている人も多いのではないでしょうか。

今回は年越しそばの由来や食べるタイミング、地域ならではの縁起の良い具材などをご紹介します。最後に年越しそばの購入先も紹介していますので、ぜひチェックしてくださいね。

江戸時代から始まったとされる「年越しそば」

【写真全4枚/1枚目】海老天が乗った年越しそば

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農林水産省の公式サイトによると、大晦日に年越しそばを食べる習慣は、江戸時代から始まったとされています。当時は、年末に並ぶ祝膳のメニューのひとつだったとか。

蕎麦の麺の見た目は細く長いことから、「蕎麦のように長生きできますように」という願いが込められています。また、蕎麦の麺は切れやすい性質があるため、「苦労や厄災を断ち切る」という意味合いもあるそうです。

年越しそばは、長寿や幸せを祈る縁起の良い食べ物と言えますね。江戸時代から始まった年越しそばを食べる習慣は、現代の日本でも続いており、60%以上の家庭で食べられているそうです。

年越しそばを何時頃に食べたらよいのか?

【写真全4枚/2枚目】キッチンの時計

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「年越しそばを食べるタイミングは決まっているのでは?」と思いきや、農林水産省の公式サイトによると、年が変わる前に食べ終わっていれば食べる時間に決まりはないそうです。

株式会社くふうカンパニーが発表した調査結果を見てみると、「大晦日の夕食として食べる」と回答した人が59.6%、「大晦日の夕食後、除夜の鐘を聞く頃に食べる」と回答した人は31.6%でした。

また、「大晦日の昼食として食べる」「除夜の鐘を聞きながら「元旦そば」として食べる」と回答した人もおり、年越しそばを食べるタイミングは人それぞれのようです。