厚生労働省は、将来の年金水準を底上げするために、賃金や物価の伸びよりも年金額の伸びを抑える期間を短縮する案をまとめました。

当初の年金支給水準は2057年に所得代替率50.4%を予定していましたが、この案が実現すれば、2057年における所得代替率は56.2%となります。なお、所得代替率とは受給開始時点の年金額が、現役世代の所得に対してどの程度の割合かを示すものです。

【写真全5枚中1枚目】年金制度改正について。2枚目以降で、シニアの年金受給額を確認する!

年金制度改正について

出所:厚生労働省 年金局「次期年金制度改正について」

ただし、そもそも現代のシニア世帯がどれくらい年金をもらっているのか知らない人もいるかもしれません。

そこで本記事では、現代のシニア世帯が受け取る年金額を紹介します。平均年収別に見た年金受給額の目安も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。