2024年11月29日、低所得者世帯への「3万円給付」および「子ども1人あたり2万円」の支給や、電気・ガス料金の補助などを含む補正予算案が閣議決定されました。
一般会計の歳出総額で13兆9310億円を計上しており、前年度より7000億円ほど上回る水準です。
そのうち、低所得者向け給付金を含む物価高対策に3兆3897億円を計上しています。
今回は、低所得者世帯への給付金の概要や、給付金の支給対象となる「住民税非課税世帯」について詳しく解説します。
住民税非課税世帯がどのくらいあるのか、年代ごとの割合も確認しましょう。
1. 低所得者世帯への「3万円給付」が決定
2024年11月29日、低所得者世帯への「3万円給付」および「子ども1人あたり2万円」の支給を含む補正予算案が可決されました。
本給付金の支給対象となるのは「住民税非課税世帯」であり、一世帯あたり3万円を目安に支給される見込みです。
1.1 エネルギー価格に対する支援も実施
低所得者世帯への支援に加えて、燃料油・電気・ガスの価格に対する支援も実施されます。
電気・ガス料金の負担軽減については、電力使用量が増える1~3月に実施されます。
平均的な使用量(電気400kwh、ガス30㎥)を想定した場合、電気・ガス合計で月1300円程度の値引きとなる見込みです。
燃料油価格の激変緩和措置については、185円をを超える分については全額支援を継続する一方で、168円~185円の範囲の支援は段階的に縮小するとのことです。