2. 年金生活者支援給付金制度の対象者を種別にチェック

それぞれの給付金の対象者は、以下のようになっています。

2.1 老齢年金生活者支援給付金の対象者

  • 65歳以上の老齢基礎年金の受給者
  • 同一世帯の全員が市町村民税非課税
  • 前年の公的年金等の収入金額(※1)とその他の所得との合計額が87万8900円以下(※2)

※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は含まれません。
※2 77万8900円を超え87万8900円以下である方には、「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給されます。

2.2 障害年金生活者支援給付金の対象者

  • 障害基礎年金の受給者
  • 前年の所得(※1)が472万1000円(※2)以下

※1 障害年金等の非課税収入は、年金生活者支援給付金の判定に用いる所得には含まれません。
※2 扶養親族等の数に応じて増額

2.3 遺族年金生活者支援給付金の対象者

  • 遺族基礎年金の受給者
  • 前年の所得(※1)が472万1000円(※2)以下

※1 遺族年金等の非課税収入は、年金生活者支援給付金の判定に用いる所得には含まれません。
※2 扶養親族等の数に応じて増額

2.4 年金生活者支援給付金の支給件数

厚生労働省が2024年12月に公表した「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2024年3月時点で年金生活者支援給付金の支給件数は、784万5083件でした。

その内訳は、老齢年金生活者支援給付金が456万7219件、補足的老齢年金生活者支援給付金が105万9912件、障害年金生活者支援給付金が214万43件、遺族年金生活者支援給付金が7万7909件です。

次章にて、年金生活者支援給付金制度の支給金額について見ていきましょう。