3. 【老齢年金世代】半数以上の高齢者世帯が「年金だけで100%生活できていない」
厚生労働省の「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」によると、老後に年金だけで100%生活できている世帯は全体の「41.7%」となっています。
高齢者世帯の約60%が、年金以外の収入で生活費を賄っていることが明らかになっています。
最近では、年金以外の収入源として「就労」が一般的になりつつあり、高齢者が働きやすい環境も整っています。
ただし、体力や健康を考慮すると、労働収入を主な生活資金とすることにはリスクが伴います。
そのため、現役世代の人々は、シニア世代の生活実態を参考にし、老後に向けて年金収入を補うための資金を計画的に準備することが重要です。
4. まとめにかえて
本記事では、現・老齢年金世代の年金受給額と暮らしぶりを厚生労働省のデータより確認しました。
年金額は個々で異なるものですが、平均して公的年金だけで生活費の全てをカバーするのは難しいということがわかりました。
現役世代の人たちは、将来の年金生活を支えるための資金を準備しておく必要があるでしょう。
参考資料
和田 直子
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】