セクシュアルハラスメントやパワーハラスメント、モラルハラスメントなど〇〇ハラスメントという言葉をよく耳にするようになりました。

ハラスメントとは、人の心を傷つける、不快にさせるといった行為を指します。ハラスメントの特徴的なところは、被害者が傷ついた、不快に感じたと感じたら、相手にそのつもりがなくても、その行為を行った人はハラスメントの加害者となってしまうところにあります。

気がつかないうちに加害者になってしまうこともあるハラスメント問題。社会の一員として、ハラスメントとは何か、また被害者になったときにはどうしたらよいのか、さらに知らず知らずのうちに加害者にならないためにはどうしたらよいのかといったことについて、様々な面から学んでゆきましょう。

ハラスメントとは、どんなこと?

大阪医科大学セクシュアル・ハラスメント等防止委員会によると、ハラスメントとは、以下のように定義されています。

ハラスメント(Harassment)とはいろいろな場面での『嫌がらせ、いじめ』を言います。その種類は様々ですが、他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを指します。

なんとなく、想像はつくものの、「具体的にはどういうこと?」と思った人も多いのではないでしょうか。まずは、ハラスメントの概要についてみてみましょう。

職場で起こるハラスメント

ハラスメントには様々な種類があるとされていますが、モラハラやパワハラなど、職場でもハラスメントは起こります。ただ、職場でのハラスメントは、上司と部下などの上下関係の中で起こるために、被害者が「嫌だ。」「不快だ。」と言えないでいるうちに、複数のハラスメントが絡んでくるなどエスカレートする傾向にあるようです。

職場でのハラスメントを防ぎ、気持ちよく働くことができる職場を作るには、どのような取り組みが必要なのでしょうか。

まとめにかえて

モラハラやパワハラなど、身近なところで起きている様々なハラスメント。被害者になるばかりでなく、知らず知らずのうちに自分が加害者になっているというケースもあるようです。ハラスメントを受けていると感じたら、然るべきところに相談をするなど、早めに行動を起こしましょう。また、自分が誰かに不快な思いをさせていないか、適宜振り返ってみることも気持ちのよい社会を作るためには必要なのかもしれません。

LIMO編集部