今年の1月から新NISAが始まり、早くも1年が過ぎようとしています。

物価高騰や年金不安、税負担の増加など、将来への不安から「積立投資」を始めた方も多いことでしょう。

一方で、投資に関する知識が不足していることから、興味はあるものの手を出せずにいるという方もいると思います。

今回は、新NISAで積立投資を行うメリットや注意点に加え、運用のイメージが掴みやすいように「積立投資シミュレーション」の結果もご紹介します。

預貯金だけでは資産を増やすのが難しい今だからこそ、投資による資産形成も検討してみてはいかがでしょうか。

1. 新NISAで積立投資を行うメリット

まずは、新NISAを活用して積立投資を行うメリットについて解説します。

1.1 運用益が非課税

通常、投資で得た利益には20.315%の税金がかかりますが、新NISAを利用すれば運用益が非課税になります。

運用益がそのまま手元に残るので、同じ投資金額なら新NISAを利用したほうが投資効率が良くなります。

1.2 リスクを抑えられる

積立投資は、毎月一定額ずつ、長期間積み立てていく手法です。

ドル・コスト平均法によって購入価格が平均化されるので、価格変動のリスクを抑える効果があります。

また、積み立てる資産を分散することでさらにリスクを抑えられるので、比較的安定した運用結果が期待できます。

1.3 複利効果が期待できる

投資で得た運用益を再投資することで、その運用益にもさらに利益が乗る「複利効果」が期待できます。

積立期間が長ければ長いほど複利効果が大きくなるため、なるべく早く始めることが大切です。