2024年10月「オカネコ 新NISAの利用意向調査2024年10月」によると、2024年1月から始まった新NISAについて「知っている」と答えた方は9割を超えています。
株式や投資信託などの金融商品に投資した場合、通常、投資で得た運用益に対して約20%の税金がかかりますが、新NISA制度を活用すれば非課税です。そのため、新NISAで運用益が出たとき、手元に残る金額が多くなるメリットがあります。
本記事では、最新調査結果をもとに、毎月6万円積立投資した場合のシミュレーションを紹介します。
1. 新NISA(少額投資非課税制度)とは?
新NISAとは、少額投資非課税制度のことです。まずは、新NISA の特徴を見ていきましょう。
1.1 新NISAで投資での運用益は非課税
新NISAの最大のメリットは、運用で得た「売却による利益(譲渡益)」や「配当・分配金」などが非課税になることです。
通常、投資信託などの金融商品で運用した場合に運用益が50万円出たら、運用益に対して20.315%の税金が課されます。
新NISA制度を活用して運用していた場合、運用益が50万円出たときは非課税になるため、手元に残る金額は運用益である50万円全額です。