4. まとめにかえて

いかがでしたでしょうか。

最低賃金が引き上げられても、現状の税制が変わらなければますます労働時間をセーブしなくてはならなくなりそうです。

収入をアップし、かつ世帯全体で考えても手取りが多くなるようにするためには、「103万円の壁」がどのくらい引き上げられるのかだけでなく、「住民税における課税対象が変更されるのか」、「社会保険料への加入が義務付けられる金額はどうするのか」、「扶養控除の対象範囲をどうするのか」などの複数の論点がバランスよく改正される必要があります。

改正の議論については、中身までしっかりと把握していく必要があるでしょう。

参考資料