多年草は一度植えれば毎年楽しめる魅力的な植物。冬が訪れる前に植え込んでおけば、寒さを乗り越えてしっかり根を張った株が、春にはみごとな花を咲かせてくれます。

今回は今が植えどきの多年草を、背丈別にして参考価格とともに紹介します。

低・中・高それぞれの背丈を、花壇にセンスよく配置するコツもお伝えしますので、参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「背丈別の秋植え&春咲き多年草」にまつわるあれこれ

【画像1枚目/全14枚】2枚目以降ではおすすめの秋植え&春咲き多年草をご紹介します1/14

色とりどりの花が咲いている大きな花壇

Pauline Dorrington/shutterstock.com

1.1 背丈の〈低い〉春咲き多年草おすすめ3選

  • イベリス
  • アジュガ
  • ラミウム

1.2 背丈が〈中(膝丈)くらい〉春咲き多年草おすすめ3選

  • ゲラニウム
  • アストランティア
  • 西洋オダマキ

1.3 背丈の〈高い〉春咲き多年草おすすめ3選

  • ガウラ
  • アガスターシェ
  • ジギタリス

それぞれの背丈を活かして「花壇にセンスよく配置するコツ」もお伝えします。さっそく見ていきましょう。

2. 背丈の〈低い〉春咲き多年草おすすめ3選

2.1 イベリス

白く可愛らしい花と甘い香りが魅力の「イベリス」2/14

白い小花が集まって咲いているイベリス

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  • 学名:Iberis
  • 科名・属名:アブラナ科マガリバナ属(イベリス属)

純白の小花が密集して1つの花のように見えるイベリス。甘い香りがするので、「キャンディタフト」という別名でも知られています。

日当たりと排水のよい場所を好み、花後に刈り込むとコンパクトな形状を保ちます。

※参考価格:200円~400円前後(3号ポット苗)

2.2 アジュガ

春に可憐な小葉が咲く常緑グランドカバー「アジュガ」3/14

青紫色の小花を穂状に咲かせているアジュガ

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  • 学名:Ajuga
  • 科名・属名: シソ科キランソウ属(アジュガ属)

アジュガはほふく性があり、グランドカバーとして人気の多年草。春に紫や青の花を穂状に咲かせ、緑や紫が混ざった美しい葉も魅力的です。

日陰でも育ちやすく、雑草抑制や庭の縁取りに適しています。

※参考価格:200円~400円前後(3号ポット苗)

2.3 ラミウム

可愛らしい小花と美しいカラーリーフがおしゃれな「ラミウム」4/14

薄紫色の小花を咲かせているラミウム

Kabar/shutterstock.com

  • 学名:Lamium
  • 科名・属名:シソ科オドリコソウ属(ラミウム属)

耐陰性があり、日陰や半日陰でも育つラミウム。春~初夏にかけて、白や黄・紫・ピンクなどの花が咲きます。乾燥にも強いのでほとんど手がかかりません。

繁殖力が強く広がり過ぎることもあるので、適度に制限しながら管理しましょう。

※参考価格:200円~400円前後(3号ポット苗)

2.4 花壇にセンスよく配置するコツ

背丈が低い植物は花壇の手前に植えるのがコツ5/14

花壇の手前に植えられたイベリスの花が満開。

Jolanta Wojcicka/shutterstock.com

背丈が低い植物は、花壇の縁取りなど手前に植えましょう。グランドカバータイプは地面をおおうように広がり、背の高い植物の根元にあるすき間を埋めてくれます。

3. 背丈が〈中(膝丈)くらい〉春咲き多年草おすすめ3選

3.1 ゲラニウム

ナチュラルな花とおしゃれな葉が魅力の「ゲラニウム」6/14

青紫色の花を咲かせているゲラニウム

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  • 学名:Geranium
  • 科名・属名:フウロソウ科フウロソウ属

春~夏にかけて青・紫・ピンクの花が咲くゲラニウム。手のひらのような形の葉が愛らしく、野趣あふれる姿がナチュラルガーデンにピッタリです。

乾燥に強く、日なたから半日陰まで育てられます。

※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)

3.2 アストランティア

星のように見えるおしゃれな花「アストランティア」7/14

先端がとがった白い花びらのようなガクの真ん中に、ピンク色の小花を咲かせているアストランティア

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  • 学名:Astrantia major
  • 科名・属名:セリ科アストランティア属

アストランティアは星に似た花がキュート。花弁のように見えるのはじつはガクで、本来の花は中央に集まって咲いています。

花もちがよく切り花やドライフラワーにも最適です。

※参考価格:700円~900円前後(3号ポット苗)

3.3 西洋オダマキ

ユニークだけれど品のある花「西洋オダマキ」8/14

中央が白、その周りに青い花びらがある西洋オダマキの花

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  • 学名:Aquilegia
  • 科名・属名:キンポウゲ科オダマキ属

細い茎を立ち上げ、独特の形状の花を咲かせる西洋オダマキ。品種が豊富で紫・白・黄・ピンクなど多彩な花色があります。

水はけのよい土壌に、根を崩さないように植え付けましょう。午前中だけ日なたになるような場所が最適です。

※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)

3.4 花壇にセンスよく配置するコツ

背丈が中くらいの多年草は、花壇の中景として植えるのがコツ9/14

花壇に植えられたゲラニウムの花が満開。

Alex Manders/shutterstock.com

中くらいの背丈の多年草は、膝丈ほどの高さで開花。花壇の中景として、高い植物と低い植物をつなぐ役割を果たします。

複数株まとめて植えると、まとまりのある印象になり、花壇の主役的存在になるでしょう。

4. 背丈の〈高い〉春咲き多年草おすすめ3選

4.1 ガウラ

しなやかな花茎に咲く蝶のような花が優雅な「ガウラ」10/14

蝶のような形の白い花を咲かせているガウラ

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  • 学名:Gaura lindheimeri
  • 科名・属名: アカバナ科ヤマモモソウ属(ガウラ属)

細い茎を高く伸ばし、先端に白やピンクの花が咲くガウラ。風が吹くとしなやかに揺れ、蝶が舞うような様子が優雅です。

繊細で野性味があり、庭に軽やかな動きを与えます。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

4.2 アガスターシェ

見栄えのする花と爽やかな香りの葉が特徴の「アガスターシェ」11/14

オレンジ色の花を穂状に咲かせているアガスターシェ

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  • 学名:Agastache
  • 科名・属名:シソ科カワミドリ属

アガスターシェはハーブのアニスヒソップの園芸種。葉は爽やかな芳香があり、花色は紫・ピンク・オレンジなど多彩です。品種によって花の形も多種多様。

暑さや乾燥に強いので水やりの手間もかかりません。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

4.3 ジギタリス

存在感抜群の目を引く花「ジギタリス」12/14

大型の花穂に紫や白の花を咲かせているジギタリス

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  • 学名:Digitalis
  • 科名・属名:オオバコ科キツネノテブクロ属(ゴマノハグサ科ジキタリス属)

茎を直立させ、大型の穂花が咲くジギタリス。根元で大きな葉がロゼット状に開きます。年を重ねるごとに大株に生長。

後方に植えても人目を引き、存在感バツグンの花姿です。暑さに弱いため、暖地では二年草として扱われることもあります。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

4.4 花壇にセンスよく配置するコツ

背丈の高い多年草は花壇の後方に植えると立体感が出ておしゃれ13/14

長く伸ばした花茎に白い花を咲かせているガウラ

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背丈の高い多年草は花壇の奥や隅に植えましょう。視線が垂直方向に伸び、庭に立体感を与えます。

大型の花は主役に、繊細な花は背景にと、その用途はさまざまです。

5. 多年草は背丈を意識した植栽が効果的

多年草は何年もそのまま植えっぱなしにするので、最初に背丈の違いを意識してレイアウトするのがポイントです。植物の高低差が庭を立体的に演出します。

今のうちにお気に入りの多年草を庭に植えて、花が咲き出す春を楽しみに待ちましょう。

6. ガーデニング豆知識

【ガーデニング豆知識】一年草と多年草は何が違う?14/14

一年草、多年草、宿根草の違いとは

出所:LIMO編集部作成

さいごに、一年草と多年草の違いも整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する