2. 4つの県の「人口の多い市」を比較すると…
総務省が公表している「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」によると、2024年1月1日時点で九州・沖縄地方で二番目に「人口の多い市」を持つ県は、福岡県です。
福岡県は九州・沖縄地方で一番人口の多い福岡市(159万3919人)を有していますが、二番目に人口の多い市である北九州市(92万1241人)も福岡県です。
福岡県の人口は全国でも8位(509万5379人)と上位にランクインしているので、各市の人口が多いのも納得の結果ではないでしょうか。
福岡市、北九州市に続いて人口が多い市は、熊本県熊本市の73万1722人。そして、鹿児島県鹿児島市の59万5042人、大分県大分市の47万4665人でした。
九州・沖縄地方の市の人口順位を見てみると、TOP10には福岡県の市が3つ、長崎県の市が2つランクイン。そのほか各県の県庁所在地がランクインしていますが、佐賀県の県庁所在地である佐賀市(22万8042人)のみ11位とランク外でした。
3. 福岡県の県内総生産は名目19兆4571億円
ここからは九州・沖縄地方で二番目に「人口の多い市」を持つ福岡県について紹介します。
九州の北に位置し、佐賀県、熊本県、大分県と隣接している福岡県。関門海峡に架かる関門橋で山口県下関市とも結ばれており、九州と本州を結ぶ交通の要衝となっています。
また、中国、韓国などの主要都市から1000キロメートル以内の位置にあり、福岡ー東京間と福岡ー上海間はほぼ同じ距離となっており、古くからアジアの玄関口としての役割を果たしてきました。
総務省が公表している「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」によると、2024年1月1日時点での福岡県の人口は509万5379人。福岡県の人口TOP5の都市は以下の通りです。
- 福岡市 159万3919人
- 北九州市 92万1241人
- 久留米市 30万1517人
- 飯塚市 12万4962人
- 春日市 11万2241人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目19兆4571億円。県民所得は14兆21億円でした。いかがでしょうか。今回は九州・沖縄地方で二番目に「人口の多い市」を持つ都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年11月19日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 国土地理院「都道府県別面積の順位」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 福岡県「県のすがた(地勢、位置、面積、気候)」
- 福岡県「令和3(2021)年度県民経済・市町村民経済計算報告書」
小野田 裕太