1.3 【60歳代・二人以上世帯】貯蓄額ごとの世帯割合(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 金融資産非保有:21.0%
- 100万円未満:5.9%
- 100~200万円未満:4.5%
- 200~300万円未満:4.3%
- 300~400万円未満:3.0%
- 400~500万円未満:1.9%
- 500~700万円未満:7.2%
- 700~1000万円未満:6.7%
- 1000~1500万円未満:6.8%
- 1500~2000万円未満:5.4%
- 2000~3000万円未満:9.5%
- 3000万円以上:20.5%
60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額の平均は2026万円。夫婦の老後資金の目安のひとつとされる2000万円のラインは超えています。ただし、中央値を見ると700万円にまで下がるのです。
内訳を見ると「100万円未満」の世帯が26.9%、「2000万円以上の世帯」が30.0%。それぞれ同程度存在しています。
60歳代世帯の中には、定年退職金を受けとったり、親や祖父母からの相続を受けたりして貯蓄が増えたケースもありそうですね。
また、再雇用や再就職の制度を活用して働き続けることで、定年退職後いきなり貯蓄の取り崩しフェーズに入ることを回避できている人もいるでしょう。
お金事情は人それぞれですが、老後の始まりの「60歳代」での貯蓄額は、年金生活の安心感に直結するものとなりそうですね。
そこで気になるのが、今のシニア世代の年金事情。次では厚生労働省の資料をもとに、公的年金の月額データを見ていきたいと思います。