5. まとめにかえて:大学生が思う現実的な結婚のこと
今回は、結婚にまつわる若者世代の意見を見ていきました。
個人のライフスタイルが尊重されるようになった時代で、結婚するかどうか、子どもが欲しいかどうかも人それぞれになっていることが分かります。
ここで、筆者の私見ではありますが、思うことを述べていきます。
5.1 価値観は多様
大学生の筆者は「結婚したくない」派ではありますが、結婚したいと思っている友人たちの意見も納得できるものが多く、特に否定することもありません。
そして、友人たちから「なぜ結婚したくないのか」と詳しく聞かれることも少ないので、個人の意見が尊重されているなと感じます。
個人的には、結婚以外にも様々な幸福のカタチが広がったことで、人生の選択肢が増えているのではないかと思います。
そして、最後に気にしたいのが「経済的な面」です。
5.2 子育て世帯は平均より上の所得
厚生労働省の各種世帯ごとの平均所得の年次推移になります。
昭和60年からの統計において、どの年次でも「児童のいる世帯」が最も平均所得が多いことが分かります。
上記データから、子どものいる世帯は、ある程度の経済力をもった家庭が多いということが分かります。
デフレや円安が続いている状況で、子どもを満足に育てるための経済力を考えると、難しいと考えてしまう人も少なくないのではないでしょうか。
「産んだらどうにかなる」といった話も耳にしますが、それでもやはり、不安に感じます。
5.3 現代社会と結婚
結婚観の多様化や経済面などの様々な問題が、現代の若者の前にはあります。そんな中で、それぞれに考えて決断をしている人が多い、という印象です。
周囲の友人はまだ大学生ということもあり、そこまで考えていないという人もいます。
筆者は「結婚したくない」と今は思っていますが、もしかしたら、社会人になってから「結婚したい」と思うかもしれません。
どのようなライフプランを選択するのであれ、経済状況や福祉制度などが開かれた状態になると良いですね。
参考資料
- 「結婚しても自分らしく」結婚の形も多様化!?結婚や家庭に関する意識は?!現代の若者が考える理想の夫婦像を徹底調査~11月22日はいい夫婦の日~ | 株式会社ウェブギフトのプレスリリース
- 厚生労働省 「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況」Ⅱ 各種世帯の所得等の状況
LIMO・U23編集部