3.3 遺族年金生活者支援給付金の平均給付月額

遺族年金生活者支援給付金(令和5年3月)

遺族年金生活者支援給付金(令和5年3月)

出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

全体:4934円

  • 20歳未満:3925円
  • 20~29歳:5020円
  • 30~39歳:5020円
  • 40~49歳:5020円
  • 50~59歳:5020円
  • 60歳以上:5020円

年金受給額が一定以下の方に対して、生活を支えるための追加的な給付金を支給する制度である「年金生活者支援給付金」。

このように、年金だけでなく支援制度や他の収入源を活用してみるとよいでしょう。

より安定した生活を送ることが可能になります。

将来のために、今からしっかりと準備を進めていきましょう。

4. まとめにかえて

今回は私たちの老後生活を支えてくれる「年金」にフォーカスを当て、実際の平均受給額や給付金など解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

実際の受取額は人それぞれ異なりますので詳しくはねんきん定期便や年金ネットを確認しましょう。

データを確認するとやはりほとんどの世帯で「年金」だけでは将来資金は「足りない」ことが分かります。

そこで大事なことは「自助努力」です。老後を迎えるまでに現役世代の今から必要資金の準備を進めていくことになります。

準備方法はいくつかありますが、最も簡単にできるのは「銀行預金」です。ただ、低金利が続く今の日本ではなかなか思うようには増えてはいきません。流動性が高くいつでも自由に使えるというメリットはありますが、老後までに必要資金を準備できない可能性があります。

そこでお金自体にも働いてもらう「資産運用」を取り入れてみるのも方法のひとつです。

特に最近では、NISA(少額投資非課税制)やiDeCo(個人型確定拠出年金)といった国の制度も整ってきていますので、一昔前とは違い初心者であっても比較的簡単に始めることができます。

ただし、「資産運用」は「預金」とは異なり基本的には元本の保障はありません。つまり、損をしてしまう可能性があるということです。

とりあえず始めてみるのではなくどういった制度なのか、どんな注意点があるのか、そもそもどこまで自分はリスクを許容できるのか等を知ったうえで取り入れることが何よりも大切です。

話題の運用方法だけを取り入れるのではなく、自分に合った方法を見つけて安全に始めていきましょう。