4. 【羨ましい】年収1000万円超の人は日本に何%いる?

最後に、給与階級別の分布について見ていきましょう。

給与分布を見てみると、男女全体で最も多いのは「300万円超400万円以下」で、全体の16.3%を占めています。

次いで多いのは「400万円超500万円以下」で、15.4%が該当します。

平均給与は460万円ですが、実際には平均を下回る人が最も多いという結果となっており、この傾向は2019年以降変わっていません。

男女別に見てみると、男性では「400万円超500万円以下」が最も多く17.5%を占め、女性では「200万円超300万円以下」が最多で19.6%です。

また、年収1000万円を超える人は全体の5.5%ですが、男性が8.6%、女性は1.4%にとどまっています。

5. まとめにかえて

最新の日本人の平均年収や職業別年収について、調査データをもとに解説していきました。

自分の年収をさまざまな角度で客観視できる機会になったのではないでしょうか。今回の記事を参考に、もう少し年収を上げたい、と感じた人もいることでしょう。

収入を上げる方法としては、転職や副業など自分が働くのはもちろん、資産運用などでお金に働いてもらうことも1つの手です。

しかし、資産運用というのは増えるだけでなく、元本割れしてしまうリスクもあります。始めるのであれば、リスクを抑える方法を知っておくことが大切です。リスクを抑える方法は大きく分けて3つあります。

1.「地域の分散」

「地域の分散」とは、複数の国や地域を組み合わせることです。例えば、投資先を日本だけでなく、アメリカやインドなどに分けます。経済状況と景気傾向は国によって異なるため、リスクを分散させることができます。

2.「時間の分散」

「時間の分散」とは、一度にまとめて投資するのではなく、時間をかけて投資をするということです。一定の金額を長期間かけて投資することで、変動のリスクを抑えることができます。

3.「資産の分散」

「資産の分散」とは、形の異なる資産を複数持つということです。例えば株式や投資信託など値動きが異なるものを持つことによってリターンを平準化することが期待できます。

資産運用にはリスクもありますが、こういったリスクを抑える方法もあるのでぜひ参考にしてみてください。

参考資料

林 怜美