2. 「世知辛い」「悲しいですが時代なのですかね」との声

タクシー営業中に起こったエピソードが投稿されると、ポストには10万件を超えるいいねが寄せられる大反響となりました。

投稿には「挨拶しても事案になる世の中だからね。ほんとに世知辛い」「なんでもかんでも通報していいもんじゃないでしょ」「少し悲しいですが時代なのですかね」と驚いた人からのコメントが続出しています。

その後、取り調べを受けた@donraku2さんは、ドライブレコーダーの映像を確認されて放免になったとのこと。

そもそもなぜ小学生にシールを渡したのかが気になるところですが、実は@donraku2さん、横浜市鶴見区ではよく知られた名物タクシー運転手だったのです。

3. 「見ると幸せになれる」と有名なタクシー

見ると幸せになると言われているタクシー

見ると幸せになると言われているタクシー

出所:@donraku2

普段から、シーサーがあしらわれたラッピングタクシーで営業をしている@donraku2さん。横浜市鶴見区を盛り上げるための活動で、地元では「見ると幸せになれるタクシー」と評判なんだとか。

今回話題になったシールは車体のラッピングと同一デザインで作ったもので、鶴見区のPRのために販売、配布を行っているもの。そんなPR活動の一環だったものが、今回の通報につながってしまったんですね。

@donraku2さんに鶴見区の地域振興のタクシーを始めた経緯を伺うと、「鶴見は工業地帯で冷たいイメージを持たれがちですが、 本当は人と人との繋がりがあたたかく 歴史も文化もある街だとアピールしたいという思いがありました」と話してくれました。

かわいいラッピングのタクシー

かわいいラッピングのタクシー

出所:@donraku2さん提供

警察から連絡が来たときの心境については、「普段からイベントやご乗車時に販売配布し、子供らが手を振ってくれており、ご好評だったので そのノリで渡していて、まさか警察から連絡!?と驚きました」とのこと。

今回警察沙汰になり、さまざまな意見が届いたことを受けて、「これからは勘違いされるような軽率な行為は二度と致しません」とコメント。

取材の最後、横浜市鶴見区の魅力についても伺うと、「工業地帯であると同時に 歴史や文化も多く人と人との繋がりがあたたかく イベントやお祭りなども多く活気溢れる良い街です」と話してくれた@donraku2さんでした。