光通信が+15%超高の大爆騰! 日経平均株価は5日ぶり急反発

【東京株式市場】 2018年8月14日

株式市場の振り返り-日経平均株価は一転して急反発、約+500円高の高値引け

2018年8月14日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,356円(+498円、+2.3%) 5日ぶり大幅反発
  • TOPIX 1,710.9(+27.4、+1.6%)  5日ぶり反発
  • 東証マザーズ総合指数 975.0(+12.5、+1.3%) 3日ぶり反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,795、値下がり銘柄数:264、変わらず:45
  • 値上がり業種数33、値下がり業種数:0
  • 年初来高値更新銘柄数:21、年初来安値更新銘柄数:145

東証1部の出来高は12億624万株、売買代金は2兆533億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。トルコ通貨危機が一段落したことでリスクオフモードが和らぎましたが、夏季休暇などで参加者が少ないこともあり、様子見スタンスが強まりました。

売買代金はかろうじて2兆円を維持しましたが、盛り上がりに欠けた商いだったようです。

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そのような中、日経平均株価は終日大幅プラス圏で推移しました。特に、後場に入ってからは上値を追う展開となり、終わってみれば久しぶりの高値引けとなっています。

5日ぶりの反発となって前日の急落分(終値で▲440円安)を1日で取り戻した形となり、取り敢えずいったんは下値不安を払拭したと言えましょう。

なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、上昇率は日経平均株価を大きく下回りました。これは、日経平均株価を構成するような値嵩株への買い戻しが強かったことを示唆しています。

東証マザーズ総合指数は3日ぶり反発、売買代金は23日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は7,191万株、売買代金は977億円となり、いずれも前日より増加しました。売買代金は23日連続で1,000億円に満たないなど、活況な商いではありませんでしたが、出来高は久しぶりの高水準となりました。徐々にではありますが、個人投資家の物色意欲が戻ってきているのかもしれません。

また、総合指数は3日ぶりの反発となりましたが、上昇は限定的であり、1,000ポイントの大台割れが続いています。先行きはまだ不安定と言えそうです。

ソフトバンクGなど主力大型株が軒並み急反発、決算発表の光通信が後場に大爆騰

個別銘柄では、主力大型株は軒並み大幅反発となりましたが、ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)、ダイキン工業(6367)などの大幅上昇が際立ちました。

また、自動車株も総じて反発した中で、スズキ(7269)が+5%超高の急騰で引けるなど、堅調さが続いています。

その他では、通信株が買われ、NTTデータ(9613)が急騰し、日本電信電話(9432)とKDDI(9433)も大幅高となったのが目を引きました。さらに、同じ通信セクターでは、前引け後に決算を発表した光通信(9435)が+15%超高の大爆騰となり(年初来高値を更新)、時価総額で1兆円超えを達成しています。

一方、数少ない値下がり銘柄の中では、銀行株の弱さが目立ち、みずほフィナンシャルグループ(8411)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)が冴えない値動きとなりました。

その他では武田薬品工業(4502)が値を下げ、SUMCO(3436)が大幅安となったのに加え、スタートトゥデイ(3092)も下落しています。

新興市場では、先週木曜日に決算を発表したメルカリ(4385)が、一時▲7%安に迫る3日連続の急落となり、上場来安値を更新しました。また、そーせいグループ(4565)が値を下げて時価総額1,000億円割れが定着したのに加え、CYBERDYNE(7779)も大幅下落となり、いずれも年初来安値を更新しています。

一方、アンジェス(4563)が値を飛ばして一時ストップ高まで買われたのが注目を集めました。

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。