3. 富裕層によくある「お金持ちの特徴3選」

ここからは、筆者が考える「お金持ちの特徴3選」をお届けしたいと思います。

3.1 知的好奇心が旺盛

本物の富裕層の方は、興味を持つ対象の幅が広いです。

仕事やプライベート、どちらの場面でも、色々なことに対して情報を吸収するためのアンテナを広く張っています。

また、情報を吸収する際に始めから否定することは少なく、「それは何?」と物事をちゃんと知ろうとする姿勢があります。

このため、知識の幅が広く、現時点ではビジネスに関係ないことでも、何かのタイミングで以前学んだ知識がビジネスに活かせることもよくあります。

このように、何に対しても貪欲に知ろうとする姿勢は見習いたいマインドです。

3.2 「自分ならできる!」と自信を持っている

富裕層は「自分のビジネスをどのように展開していきたいか」や「自分が将来どうなっていたいか」について明確な目標を持っています。

また、その目標に対して「自分はできる」と自信を持ち、夢の実現のために前向きに必要なことに取り組んでいます。

さらに、富裕層本人だけでなく、家族や信頼できるパートナーがそばにいることも特徴です。

「富裕層になりたい!」と思うのも良いですが、「自分は富裕層になれる!」と自分や他人の可能性を信じることから始めると良いでしょう。

3.3 少しずつ地道に頑張る

筆者が実際にお会いした60歳代や70歳代の資産家には、20歳代から毎月少しずつ貯金している方がほとんどでした。

富裕層になるためには、大きく2つの方法があります。1つ目は、若いときから長い時間をかけて少しずつお金を貯めること。

2つ目は、自分でスキルアップして収入を増やしたり、起業するなどして経済的な豊かさを得る方法です。

2つ目の方法も1つ目と同様に、時間をかけてコツコツ努力して実現することが必要不可欠です。

富裕層になりたいという方は、具体的な目標を信頼できる友人などに宣言するのも良いかもしれません。

4. まとめにかえて

今回は、富裕層につながるヒントとして、純金融資産1億円以上を持つ富裕層の現状や彼らの共通する価値観について探ってきました。

ある日突然大きな財を築くことは容易ではありません。

まずはできることから真似をしていきましょう。しっかりと今の家計状況を把握し、どんなものにも好奇心をもって学びを得ながら、少しずつ地道に資産形成していくこと。これが遠回りのようで意外と近道かもしれません。

幸いにも今の日本は国をあげて「貯蓄から投資へ」をスローガンに、個人がより気軽に運用できる環境も整えられてきています。

2024年から新しく生まれ変わった「NISA」をはじめ、iDeCoや様々な運用手段が増えていますので、将来に向けた明確な目標をもって、資産運用をコツコツ始めることが富裕層への第一歩となるのではないでしょうか。

参考資料

小沼 大助