3. 「本当に家族を必要としている猫に会えたら」投稿主さんの思い

最後に、投稿者さんに詳しいお話をうかがいましたのでご紹介します。

――出会いのエピソードを教えてください。

最初は気に入った血統種を自分が選んでお迎えするつもりで、ショーウィンドウに飾られたような文句なく可愛い子猫が欲しい!と長年思っていました。

しかし、猫たちの事やこの社会での制度などを知るうち、沢山考えて本当に家族を必要としている保護猫たちがいるのならば生体の売買には関わらないと決め、条件が厳しかったり手間や準備が大変だけど保護猫の里親になりたいと思いました。

保護猫の血統種を根気よく探すのもいいかと思ったりして里親募集サイトをよく見ていたのですが、ふと見つけたハンちゃんは可愛いとは言い難い険しい目なのになぜか気になりました。

「気長に向き合ってくれる家を探している」「野生が強いけどきっとこの子は大丈夫」というハンちゃんの預かりボランティアさんの言葉や、大好きな猫のために出来ることがあるのではという想いが膨らんで、思いもよらなかった人なれしていなかったハンちゃんに応募を決意しました。

他の応募もあったなかうちに託してもらえたのは本当に光栄で有難いことで、猫のためなどおこがましく、一生をあずかる命の大切さに改めて気が引き締まる思いでした。

――お名前の由来はありますか?

お外で保護された後、預かりボランティアさんに付けられた名前が「ハッチ」だったのですが、1文字変えて「ハンチ」にしました。

ハンちゃんの猫生にとって大きな転機にもなった。お世話になった預かりボランティアさんから引き継ぐつもりで名前の一部を残し、私たち家族が初めて「里親」になれた記念として新しい名前をつけることにしました。

――普段はどのような子ですか?

元は人なれしていなかったのが今や嘘みたいに人間大好き、一緒に遊ぶのが好きで、色んな声で鳴くすごくおしゃべりな子です。

構ってよ遊ぼうよと、鳴いて人の足をトンっと前足でタッチしてきたり、そっと身体を擦り付けてきたりします。

普段は閉めている部屋へ探検へ行きたがって、開けてあげると最初は喜んでひとりで行くのですが、しばらくすると「一緒に来てよ」と鳴いて呼んだりします。

――自慢のポイントは何ですか?

雑種の三毛ですが、少しめずらしい濃いグレーに、ミルクティー色とホワイトのコントラストの毛色がとても気に入ってます。

話しかけるとよくお返事して、まるで会話してるみたいになります。

そして(飼い主目線かもしれませんが)すごく整った顔をしてるとなと思ってます。

預かりボランティアさんに連れられて家にやってきてくれた瞬間から世界一可愛いと思い、成長と共にどんどん険しさもなくなって綺麗になっていったハンちゃんを見る度本当にうちにはもったいないほどだと思ってます。

以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。@Erin45805941さん、ありがとうございました!