1.2 「新NISA」と「以前までのNISA」の内容を比較
以前までのNISAは、「一般NISA」と「つみたてNISA」がありました。
一般NISA
- 年間非課税枠：120万円
- 非課税保有期間：5年間
- 投資可能商品：上場株式、投資信託等
つみたてNISA
- 年間非課税枠：40万円
- 非課税保有期間：20年間
- 投資可能商品：投資信託やETF
これまでは、いずれかを選択する方式で、併用はできませんでした。
しかし、2024年から始まった新NISAでは、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つの枠が設けられ、これらは併用が可能です。
成長投資枠
- 年間投資上限額：240万円
- 非課税保有期間：無期限
- 投資対象商品：上場株式・投資信託など
つみたて投資枠
- 年間投資上限額：120万円
- 非課税保有期間：無期限
- 投資対象商品：投資信託やETF
新NISA制度では、非課税保有限度額（総枠）が1800万円に設定され、そのうち1200万円は「成長投資枠」となります。
また、枠の再利用が可能となり、より柔軟に投資ができるようになります。
さらに、非課税枠が恒久化されたことで、長期的な積立投資の促進が期待されています。
なお、以前までのNISA制度である「一般NISA」と「つみたてNISA」は2023年12月で購入が終了しましたが、既存の非課税口座内の金融商品については、新制度の非課税枠とは別枠で取り扱いが続きます。
