日本にはさまざまな公的医療保険制度がありますが、自営業者やフリーランスが加入するのが国民健康保険です。

国民健康保険料は、健康保険や共済とは異なり全額自己負担となるため、負担を感じやすいデメリットがあります。

今回は、国民健康保険料の計算方法や保険料の目安などを解説します。

負担を軽減できる減免措置についても解説するので、参考にしてみてください。

1. 国民健康保険料の計算方法

国民健康保険料の計算方法や徴収期限、方法などは各市区町村の条例で定められています。

つまり、同じ所得でも、住んでいる自治体によって国民健康保険料は異なるのです。

保険料は世帯単位で算定し、世帯の被保険者ごとに応益分・応能分の各種類を計算し、それらを合計したものとなります。

少子高齢化に伴う医療費負担の増大と保険料収入の減少に伴い、国民健康保険料は上昇傾向です。

上限額が1~4万円程度増額される年もあり、所得が多い人ほど負担を感じやすいでしょう。